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スタッフ紹介

院長紹介

院長 稲葉 智弘

診療のモットーは、
健康寿命に寄与する歯科医療の実践

院長・博士(歯学)
稲葉 智弘

Tomohiro INABA D.D.S.,Ph.D.

  • 1999年
    日本歯科大学歯学部卒業
  • 2000年
    歯科医師臨床研修修了
  • 2004年
    日本歯科大学大学院歯学研究科臨床系口腔外科学修了 博士(歯学)授与、
    日本歯科大学歯学部薬理学講座 助手
  • 2005年
    日本歯科大学附属病院口腔外科 臨床助手
  • 2006年
    国家公務員共済組合連合会横浜南共済病院 歯科口腔外科医長
  • 2007年
    日本歯科大学附属病院口腔外科 助教、顎変形症診療センター 医員
  • 2011年
    日本歯科大学附属病院口腔外科 退職(3月末)、日本歯科大学附属病院口腔外科 臨床講師、
    10月より稲葉歯科医院 院長就任
  • 2016年
    日本歯科大学生命歯学部薬理学講座 非常勤講師
  • 2018年
    日本歯科大学生命歯学部 口腔外科学講座 非常勤講師
  • 2022年
    日本歯科大学附属病院口腔外科 臨床講師
    現在に至る

  • 日本口腔外科学会会員

  • 日本美容外科学会(JSAS)正会員

  • 日本睡眠歯科学会会員

  • 日本口腔インプラント学会会員

  • 国際口腔インプラント学会会員

  • 日本メタルフリー歯科臨床学会認定医

  • 日本顎咬合学会 咬み合わせ認定医

  • 日本歯科大学附属病院口腔外科 臨床講師
    (2011年〜2017年、2022年~現在)

  • 日本歯科大学生命歯学部薬理学講座 非常勤講師
    (2016年〜現在)

  • IPSG包括歯科医療研究会 理事代表

  • 日本嚥下機能訓練協会 理事

  • 日本歯科大学校友会本部学術委員

ドイツ式義歯治療、口腔外科全般

空手(剛柔流初段)、スノーボード

フェンシング(エペ,NEXUSフェンシングクラブ所属)、山歩き、きのこ狩り(魚沼きのこの会所属)、ワイン

幼少期

幼少期の頃、父の海外留学に伴い、西ドイツ南部の大学町チュービンゲンで1年半過ごす。
現地幼稚園に通学するもドイツ語は忘れてしまったが、医療先進国ドイツの考えを共感できるのは、この頃の影響があるのかもしれない。ドイツ人は「高いけど長く使えるもの」を好んで購入するという。自分も、普段の買い物の時は、「機能美」、「長持ち」「自分の体にとって優しいか」を常に考えてしまう。現在、診療用にメガネを4本持っているが、すべてドイツ製である(MYKITA, ic! Berlin etc.)。

幼少期

中学時代

文京区小石川の区立小学校を卒業後、千葉県木更津市の全寮制中学校に入学する(中高6年一貫)。
入学して最初の1ヶ月はホームシックになり夜布団の中で半べそをかいていたが、寮生活をすることで親離れは早かった。部活は中学1年生から空手部(剛柔流空手道)に所属し、初段まで取得する。

勉強は生物と地理が好きだった。なぜかプレートテクトニクス(地球の岩盤に関する学説)について興味を持ち、勉強したことを覚えている。また、将来絶対に英語を話せるようになりたいと願っていた。中学3年生でアメリカ高校留学を決意する。そして、高校2年間をアメリカ東部バージニア州へ行き、ホームステイと現地高校へ留学することとなった。

中学時代

アメリカ高校留学時代

1年目は人口6,000人ほどの田舎町(Bedford, VA)の現地高校だった。当時、インターネットや携帯電話はなく、日本とのやり取りは主に手紙だった。ホストファーザーが獣医なので仕事に同行し、牛のお産の手伝いをしたこともあった。生命の誕生についてこんなに実感したことはなかった。また、負傷した野生のフクロウを手当した際に、爪で引っ掻かれて自然の厳しさを少し感じたこともあった。日本にいた時はペットのオカメインコの世話ぐらいしかやったことがなかったが、ステイ先で足の悪い子牛(アンガス牛)を引き取って毎日世話をすることになったのも今では良い経験をしたと思う。

毎日英語漬けの日々を過ごし、日本語をしゃべらない時期もあった。留学後半年ほど経過して、寝ている時の夢が英語に変わってきたのが忘れられない。高校の授業で運転免許教習があり、16歳で運転免許を取得することができた。車を得たことで更に行動範囲が広がった。

2年目は同じくバージニア州東海岸のアメリカ海軍拠点基地があるノーフォークの隣町にステイすることになった(Virginia beach, VA)。中学1年生から始めたスケートボートのお陰で、近所のスケボー仲間ができた。この2年間のアメリカ留学経験が、現在の稲葉歯科医院に受診する多くの外国人患者様の治療に役立っていることは間違いない。
高校3年生で帰国後、寮生活をしながら1年間受験勉強に集中し、歯科大学に合格する。

アメリカ高校留学時代

歯科大学時代

歯科大学1、2年生の頃はあまり勉強に目覚めていなかった。学生時代のアルバイトは、南青山のビジネスホテルのフロント係を任された。このホテルは外国人旅行者の利用が多く、英語が話せるアルバイトを探していたからだ。当時のアルバイトはすべて英語が得意な学生を揃えていた。毎週英語を話す機会を得たので、自分としても長く続ける事ができた。結局、このアルバイトを大学6年生の国家試験直前まで勤めた。この接客業の経験は、現在の歯科医院業務に大変役立っている。

大学3年生の頃に歯科の勉強に目覚めた。そして、補綴専門医(義歯、クラウン、ブリッジの専門家)である父のもとでドイツ式義歯治療、上下顎同時印象法による総義歯、咬合理論(噛み合わせ治療)、顎関節症などを学び始める。噛み合わせ治療が歯医者にとって非常に重要な位置を占めていて、他科の医者には出来ない分野であることも学んだ。

大学4年生の頃、口腔外科で顎変形症治療の講義を受けた。通常の歯列矯正とは違い、手術を伴う治療方法である。「外科手術で噛み合わせを治すなんてすごい!!」と感銘を受け、非常に興味を持った。手術を学ぶ前に、まず矯正歯科の勉強をしなければならないと思っていた。

大学5年生の時に妻の矯正歯科主治医(専門医)のもと、歯列矯正治療を学ぶ機会を得て、その思いは実現した。矯正歯科が学べるなんて本当にラッキーだった。当時、師匠の長女で同級生のMさんと彼氏のS君が、同じく矯正歯科の勉強を教わっていた。2人はかなり勉強が進んでいるので、早く追いつこうと思い、師匠から出される沢山の宿題をこなすのに必死になった。病院実習の休憩時も、歯を動かすために必要なワイヤー曲げを、親指と人差し指の先にタコができるほど練習した。与えられた宿題は必ず終わらせて質問をまとめる。それをもとに師匠が矯正歯科の基本を厳しく伝授してくれた。師匠のアシスタントを任された時に勉強不足な質問をしてしまい、「そういう質問をすることは、まだ矯正をわかっていないということだ!!」とその場で叱られ冷汗をかいたこともあった。

月2回、師匠のご実家にお世話になり、週末泊まり込みで矯正歯科を学ばせていただいた。ある日、師匠から末期癌で余命3ヶ月と伝えられた。普段あまり泣かない性格だが、この時ばかりは師匠が部屋を去った後、堪えられなくなり号泣してしまった。最後の弟子として、お亡くなりになる直前まで親身になって矯正歯科を伝授していただいたことは一生感謝である。約3年間通った当時の資料は今でも大切に保管してある。たまに思い出して読み返し、初心に戻ることができる。大学6年生は、国家試験勉強の日々であった。進路についても考え始め、すでに補綴の師匠と矯正の師匠がいたので、欲張りであるが口腔外科をやろうと決意した。

歯科大学時代

臨床研修医時代

歯科医師免許を取得し、臨床研修医は母校の口腔外科と高齢者歯科を選択した。4ヶ月間院外研修制度があり、都内の審美歯科医院で研修を受けた。もちろん研修医なのでやることはなかったが、当時最先端のホワイトニングシステムや有名芸能人の審美歯科治療を拝見することができた。人生で初めて行う患者様の親知らず抜歯も、この歯科医院で行った。

臨床研修医時代

大学院時代

大学院時代研修修了後、口腔外科大学院へ進学する。大学院1年目は、附属病院で口腔外科臨床漬けの日々を過ごした。一般歯科はほとんどせず、親知らずの抜歯がうまくなることに没頭した。診療終了後は、ほぼ毎日当直医の後を追って、入院患者様の点滴を担当させてもらった。当時の大学院生としては珍しく、病棟診療チームに配属された。

大学院2年生から、口腔外科教授の勧めで薬理学講座に出向した。当時、薬理学講座は大学内で最も厳しい講座で有名だった。主任教授は日本における細胞培養の第一人者で、発ガンのメカニズムや性ホルモンの専門家である。大学院2年生の4月に、教授からHela細胞というヒト子宮頸癌由来の株化細胞を分けて頂いた。教室員の実験のアシスタントや、英文抄読会の準備をしながら、ひたすらHela細胞の継代培養を約10ヶ月間繰り返し行った。それによって、フラスコの数が増えてもコンタミネーションさせずに継代培養すること、一定の細胞数をシャーレに播くことや安定した細胞増殖曲線を描くことが出来るになった。

何事もそうであるが、まずは自分の体を動かして作業することの大切さを実感した。大学院生に対し、有名スポーツメーカーの「Just do it!」と教授がよく言っていたことが理解できるようになった。その後、大学院のテーマは歯髄細胞と性ホルモン受容体の関係について研究することが決定した。簡単に言うと歯の再生医療の研究である。実験の合間に病院へ出向き、口腔外科の患者様から抜去歯を頂いて、歯から歯髄を取り出し粉々にして細胞を取り出し初代培養する。この繰り返しをしながら、エストロゲンやアンドロゲンを作用させる研究に没頭した。ある程度実験データが揃ったところで、日本歯科基礎医学会や日本口腔組織培養学会で発表する機会も与えてもらった。

また、教授と当時のアメリカ国立癌研究所(NCI:National Cancer Institute)所長は長年の大親友である。大学4年生の時、所長が薬理学講座に訪問した際、自分の研究を発表することになった。アメリカの最高研究機関のトップに、自分の研究を発表できたことは一生の宝物である。

医局員時代

医局員時代大学院卒業後は附属病院に戻り、再び口腔外科臨床に集中した。翌年、総合病院に出向する機会を得た。そこでは歯科病院とは違う医科病院の口腔外科、麻酔科で研鑽を積む事ができた。出向後、学生時代からの目標であった顎変形症診療センターに配属された。そこで顎変形症手術を始めとする多くの口腔外科を経験することができた。

病院勤務時代に習得した口腔外科と、学生時代から学んできた補綴や歯列矯正が融合し、現在の臨床に至っている。また、義歯でお悩みの患者様に、これまでの経験を生かして補綴前口腔外科手術や補綴前歯列矯正治療を行い、より快適な義歯治療を提供できるように日々臨床に励んでいる。

稲葉歯科医院院長として

2007年に日本歯科大学を退職した父(現在当院顧問、稲葉繁)が院長となり、新宿区山吹町に稲葉歯科医院を開業した。2011年に医院承継し、英語が通じる歯科医院として口コミが広がり、主にフランス人コミュニティーから支持されるようになった。

フランス以外にも、ドイツ、スイス、スペイン、イタリア、ベルギー、チェコ、イギリス、スウェーデン、フィンランド、カナダ、アメリカ、チュニジア、モロッコ、ドバイ、香港、台湾、シンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシアなど世界中から訪れる外国人駐在員とそのご家族が利用している。

2、3年の任期を終えて日本を離れた後も、日本出張の機会があったら当院でメンテナンスを希望する患者様もおられる。和の心を大切にしながら、日本の歯科医療の枠に留まらず、ヨーロッパ先進国の歯科医療水準を意識して診療に励む毎日である。

稲葉歯科医院院長として

スタッフ紹介

歯科医師・博士(歯学) 望月 真衣
Mai MOCHIZUKI D.D.S.,Ph.D.

歯科医師・博士(歯学) 望月 真衣(土曜日勤務)

初めて出会った歯科医師は、当院顧問の稲葉繁先生です。歯科大学3年生の頃に、繁先生のお誘いを受けて稲葉歯科医院(末広町)でアルバイトを始めました。そこで、「テレスコープシステム」をはじめとする最良の歯科治療を学生の頃から間近で学ぶことができました。繁先生が代表を務めるIPSG包括歯科医療研究会にも積極的に参加してまいりました。歯科医師としての基礎を繁先生の指導により築き、研修医時代には多くの指導医のもと治療の幅を広げることができたと思います。

私は、患者様のお口の中の健康管理をさせていただくことで、いつもおいしい食事を不安なく召し上がっていただき、またご自身でお手入れが行いやすい環境を一緒に実現することを目標にしています。 その上で、当院を訪れる患者様と十分なコミュニケーションをとらせていただき、お互いの信頼関係を築き、当院が考える最良の義歯治療をご提供できればと考えております。

  • 2005年
    日本歯科大学歯学部卒業
  • 2007年
    明海大学PDI埼玉歯科診療所 歯科臨床研修医 修了、
    埼玉県熊谷市 おざわ歯科医院 勤務
  • 2009年
    稲葉歯科医院 勤務
  • 2011年
    稲葉歯科医院 副院長就任
  • 2014年
    日本歯科大学生命歯学部大学院歯学研究科入学
  • 2018年
    日本歯科大学院 歯学研究科 卒業、博士(歯学)授与、
    同大学 生命歯学部発生・再生医科学講座助教
  • 2022年
    日本歯科大学生命歯学部発生・再生医科学講座 准教授
    現在に至る

  • IPSG包括歯科医療研究会会員

  • 日本ティップエッジ矯正研究会会員

  • 日本顎咬合学会認定医

矯正歯科医師 岡木 振一郎
(月2回勤務)Orthodontist Shinichiro OKAGI

  • 日本歯科大学卒業

  • 日本歯科大学附属病院臨床研修 修了

  • 日本歯科大学附属病院小児矯正歯科

  • 日本矯正歯科学会認定医

  • 日本成人矯正歯科学会認定医

事務長 稲葉 朋美

事務長 稲葉 朋美Office Manager Tomomi INABA

稲葉歯科医院が円滑に運営されるように受付と事務を担当しております。

その他、歯科衛生士2名、歯科助手2名在籍中。

顧問紹介

顧問 稲葉 繁(完全予約制)Professor, D.D.S., Shigeru INABA

顧問 稲葉 繁

  • 1964年
    日本歯科大学卒業
  • 1968年
    日本歯科大学大学院修了(歯科補綴学)歯学博士
    同大学歯科補綴学教室 助手
  • 1969年
    同大学歯科補綴学教室 講師
  • 1972年
    同大学歯科補綴学教室 助教授
  • 1978年
    西独チュービンゲン大学歯学部歯科補綴学教室留学 E.Koerber教授の下で客員教授を務める
  • 1999年
    日本歯科大学歯学部高齢者歯科学 教授
    日本歯科大学附属病院高齢者歯科診療科 科長(日本初の高齢者歯科)
  • 1999年
    日本歯科大学歯学部補綴学第3講座 教授
  • 2002年
    日本歯科大学附属病院総合診療科1 教授
  • 2005年
    日本歯科大学歯学部 退職
    IPSG包括歯科医療研究会 代表
  • 2007年
    稲葉歯科医院 院長就任
  • 2011年
    稲葉歯科医院 顧問就任、現在に至る

  • 日本老年歯科医学会名誉会員

  • 日本老年医学会理事

  • 日本慢性疼痛学会理事

  • 日本歯科医療管理学理事

  • 日本有病者歯科医療学会評議員

  • 日本顎咬合学会評議員(継続中)

  • 世界老年学会 評議員

  • 日本補綴歯科学会 評議員

  • 日本歯科医学教育学会 評議員

  • 日本メタルフリー歯科臨床学会 理事

  • 日本トゥースフレンドリー協会理事

  • IPSG包括歯科医療研究会代表

  • 日本古生物学会会員

  • 魚沼きのこの会 会員

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